こんにちは。基礎科の講師の関根です。
9月14日の授業終了後から15日の朝にかけて、Saibi名物!『朝までデッサン』が行われました。
『朝までデッサン』とは、夜通し石膏デッサンを描く楽しい(修行のような)イベントです。
たくさんの参加者(疲れ果てた浪人生、やる気満々の講師、どこかで聞きつけたOB、OG)が集まりました!
浪人生は、一週間の授業でくたくたになった体に鞭をうち、徹夜での制作に挑んでいました。
どんな状況でも自分の作品に責任を持って取り組むのは、ものづくりに携わる上で大事なことだと思います。
講師陣は、普段教えている生徒の前ということもあり、プレッシャーとも戦いながら描いていたようです。
色んな先生のデッサンが一度に見られる機会はそうそうありません。
この機会を逃すまいと、講師の近くに陣取って観察している生徒もいました。
『朝までデッサン』は、ただデッサンをするだけで終わるイベントではありません。
日付が変わるころ、休憩スペースではなんと炊き出しが行われました。
Saibiの女性講師の手料理が食べられる機会はそうそうありません。
疲れた体に料理の温かさがしみわたります。
ご飯を食べて、もうひとがんばり!
みんな少しずつ休憩を挟みながら、各自のペースで制作を続けていました。
僕は撮影係としてうろうろしていましたが、デッサンをしている部屋の空気は明け方が近づいてもピリッと張りがあって澄んでいたように思います。
そして翌朝6時、ついに制作時間は終わりを向かえます。
台風が迫ってきていて外は大雨でしたが、『朝までデッサン』に参加したみんなの顔は晴れ晴れとしていました。
最後は僕の『例のアレ』で締め、今年も『朝までデッサン』は無事、終わりを迎えました。
『例のアレ』が何か分からないSaibi生は、Saibiの卒業式で分かると思います。
受験まで、残す期間はあとわずかです。受験生のみんなはこれから受験までの間、全力で走り続けることになると思います。
制作がうまくいかなくて悩むこともあると思いますが、そんなときは『朝までデッサン』で、大変だけどいつもより予備校に残って少しだけがんばれた、その経験を思い出してみてください。
みなさん、お疲れ様でした!