埼玉県立芸術総合高等学校様にお招きいただき、美術科1,2年生の生徒さんを対象とした夏季講習会の指導協力をしてきました。外は30度を超える猛暑でしたが、クーラーの効いた心地よい環境で授業は行われました。
一日目はヌードクロッキー、二日目から四日目までは人物着衣のデッサン、着彩を行いました。四日間連続で人物を描く機会は貴重な経験になったのではないでしょうか。
静物、石膏とは異なる、「生きている存在」を描く楽しさ、難しさの中で試行錯誤し、充実した時間を過ごした生徒さんが多かったのではないかと感じます。
ヌードクロッキーのモデルさんは、プロのモデルさんたちなので、ポージングにバリエーションがあり、一つ一つのポーズが美しく、優れていました。
自然な動きが感じられるポーズの中で繰り返されるクロッキーは、デッサン力を向上させるのに効果的だったように思います。
一年生の皆さんは、まだ経験がそれほど多くない中でも、二年生の先輩の作品からいいところを参考にしたり、真摯に画面に向かう姿勢は素晴らしかったと思います。
二年生の皆さんは、表現意欲の高い生徒さんが多く、特に人物着彩の際の作品は様々な色彩や空間性のある作品が出てきて、見応えがありました。
最終日の講評会では、熱心な生徒さんばかりで、真剣にアドバイスに耳を傾けていただきました。皆さんの今後の成長を期待しています!