11-12月の基礎科生(高校1,2年生)の作品を紹介します。
まずは粘土による手の摸刻。初めての生徒も多かったようですが、力作ぞろいです。
ライティングが悪くて、写真からは良さが半分も伝わらないのが残念です。(今度はちゃっと撮影します)
続いて石膏デッサン。粘土の後だったので、いい感じで立体感覚が残ったままデッサンに取り組めた人も多く、実力も急上昇です。力がついてくると貪欲になるのでしょうね、まだまだ似ていないとか、動きが出ていないとか、講評後に聞こえてくる生徒たち会話も頼もしくなってきています。
次は色彩構成です。「ちょうちょう」は多摩美術大学グラフィックデザイン学科の過去問で、基礎科では毎年やっている課題です。りんごと試験管の色彩構成は芸大系の課題です。色彩構成はアイディアが命です。人とアイディアが被らないように、自分の興味からアイディアを引っ張り出したりしてみてくださいね。いきなりオリジナリティは厳しいよという人は、まずは参考作品を参考にしてみてもいいですよ。
最後は静物着彩です。日本画科に進む生徒が行う課題です。丁寧にじっくり観察して描けていますね。技術が上がると描き方がシステマチックになりすぎたりして、不自然な感じになったりもするので、丁寧に観察して見えた色を素直に置くことが大切です。自然さが大切。
高校2年生はもうすぐ…いや、もう受験生だ!という気持ちで冬期講習会、三学期を過ごしていきましょう。
これから実技の勉強をはじめる人は、冬期講習会の鉛筆デッサン入門コース、基礎コースA基礎デッサンがお勧めです。最初は誰もが初心者です。思い切って、一歩前に足を踏み出してみましょう。