芸大、美大にはいろいろな科や専攻があります。
今回はその中からデザイン、工芸、油絵、日本画について簡単に紹介していきます。
★デザイン
グラフィックデザイン、メディアデザイン、アニメーション、映像、ファッション、プロダクトデザイン、空間デザイン、建築などがあり、生活にかかわるものすべてがデザインと関係しているいっても過言ではありません。たとえばグラフィックデザインは、伝えたいことをわかりやすく伝えるためのコミュニケーションデザインで、CM、CG、イラストレーション、アニメーション、新聞広告、ポスター、web、写真など様々な手段や領域との関わりがあります。自分がデザインしたものが商品になって社会を豊かにできたなら…自分つくったゲームで多くの人に楽しんでほしい…など、すごくやりがいのある分野です。
★工芸
陶芸、金工、木工、ガラス、うるし、染織などの技法を学んでいく分野です。日本の工芸の技術は「クールジャパン」として世界から注目を集めています。工芸特有の技法を活かした生活を豊かにしていく道具の制作、また、人によっては彫刻やオブジェ制作を通してファインアートの方向に展開していく場合もあります。デザインとのかかわりも強く、デザイン系への就職が多い点も特徴です。自分の手で素材を触ってものづくりをしていきたい人におすすめな分野です。
★油絵
「油絵を描く」ことを入口として、立体、インスタレーション、映像、パフォーマンスアートなどあらゆる分野を駆使した表現活動が可能です。油絵を描き続けていく場合でも、写実絵画、抽象絵画、パフォーマンスを交えた絵画制作など、その在り方は多様です。新しい表現を見出したい人や、自由な活動を求める人に向いているかもしれません。受験においては、油絵と木炭デッサンの基礎をしっかりと習得していくことが大切です。
★日本画
和紙、膠、岩絵の具という日本にしかない素材や技法で絵を描いていきます。受験の段階では、デッサンと水彩画で技術を高めていき、大学に入学してから日本画の技法を一から学んでいきます。日本画家になる人、アニメーションの背景の仕事に携わる人、絵本作家、美術の先生など、進路は様々ですが、とにかく絵を描くことが好きな人や、絵が上手くなりたい人は日本画科おすすめです。
もっと詳しく知りたいという方は、サイビの基礎科のイベントで「専攻紹介」という授業を実施しますので、ぜひ参加してみてください。各分野の講師が現在の取り組みや、大学時代の授業で制作した作品をもとにしてそれぞれの分野について説明していきます。
9/23に行う、参加無料の体験授業と専攻紹介の詳細はこちらです→https://saibi-art.ac.jp/?p=1500
(写真は専攻紹介とは直接関係ありません。サイビのアトリエや授業の様子です)