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色彩構成(デザイン・工芸)について(初級編)

デザイン科や工芸科の色彩構成って何? 今回はこの疑問についてお答えします。

参考作品を例に説明していきます。

アイディアやイメージを他者に伝えること。

これがデザインの基本的な考え方です。

上の「clean」の色彩構成は、数年前に多摩美術大学のグラフィックデザイン学科で出題された試験課題です。

カラフルでポップな色彩から、楽しい気分で掃除をしましょう!みたいなメッセージが伝わってきますね!

絵の具はアクリルガッシュを使います。

この作品は、瓶、野球ボール、カラー、針金を構成した作品です。

特定のテーマはありませんが、モチーフの持っている魅力を感じながら描写しているように感じませんか?

この課題のようにモチーフがたくさんある場合は、主役と脇役を決めたり、空間(手前と奥)を意識してモチーフを配置していくことがポイントになります。

また、基本的なことはデッサンと同じです。

・光の方向を明確する。

・主役を描きこむ。

・反射光を利用し、形態感や空間感を出す。…etc.

立体的に表現している色彩構成を白黒にしてみると、デッサンの基本をしっかりと抑えていることがわかります。

 

色彩構成では、色を明度や彩度で捉えていくことが重要になります。

明るい部分に鮮やかな色を多く使い、暗い部分に鈍い色を使うと空間が引き立ちます。

2枚を見比べればなんとなくわかりますよね?

 

初級編と言いつつ、話が難しくなってしまいました。

アイディアの出し方やまとめ方、絵の具の塗り方など、知っておくと上達するコツもたくさんあるので、興味のある人は是非、基礎科の体験授業に参加してみてください。

ものづくりの楽しさを実感し、味わってほしい!

 

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